AWSでWebサイトを作る(3)

前回は上記の「保留中」のところで終わりましたが、数十秒後に再読込してみたら、「実行中」に変わりました。あっという間です。

さてできあがったらしいのは良いですが、出来上がったWordpressにどうやったら実際に触れるのでしょうか!?

まず、Wordpressのアイコンをクリックしてみます。すると下記の画面が登場です。


右上を見てみると「パブリックIP 54.249.53.246」の文字が。ということで、ブラウザからこのIPアドレスにアクセスしてみると、

はじめての方には??かもしれませんが、これはWordpressソフトウエアの初期画面です。ということは。。。この3週間に渡りこのブログで紹介した設定作業(ブログでは3習慣ですが実時間は数分です)で、

・Linuxサーバの作成
・PHP、MySQLのインストール
・Wordpressのインストール
・インターネットへの接続
・パブリックIPアドレスの取得

などなどがさくっと終わったということで、確かに「数分でWordpressサイトを作成」は誇大広告ではないということが確認できました。

が、ちょっとまって。。。

WordPressにログインして、設定や記事投稿などをするためのIDとパスワードはどうなのよ。。。ということで、続きは次回また。

AWSでWebサイトをつくる(2)

では、「LightSail」を実際に触っていきたいと思います。

まず、メニューから「LightSail」をクリックします。

いきなり今まで見てきたAWSのサービスとはだいぶテイストの違うほんわかした感じの画面で「おはようございます」と来ましたね。真ん中にどーんと「インスタンスの作成」というボタンがあります。ここをクリックすると多分何かできるんじゃないかなあという直感のもとに、クリックします。

まず「インスタンスロケーション」というのが出てきました。
4月のEC2のときには、オハイオにつくったり、というか気がついたらオハイオに作られていたりシましたが、今度はわかり易すぎる国旗マークと共に、これから日本につくりますよ!と表示されています。オレンジ色の注釈をクリックすると変更もできるようですが、ここはあまり気にせず日本のままとします。
次に「インスタンスイメージの選択」というのが出てきます。いきなり「Wordpress」って出てきます。ということは、まさか自分でWordpressのインストールすらしなくて良いということなのでしょうか?それはだいぶらくちんですね。

更に下にスクロールしていくと、なんか解説が書いてあります。Bitnamiという会社が、AWS上で最初からWordpressがインストールされた状態のパッケージを準備してくれているそうです。Bitnamiって何者。。。とちょっと寄り道して調べてみますと、

Bitnami – Packaged Applications for any platform
https://bitnami.com/

VMWareがBitnamiを買収へ
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1905/16/news067.html

AWSのようなクラウドサービスの上で、様々なオープンソースのソフトウエアを面倒な事前準備作業なしに簡単に使えるようにするパッケージを提供しているベンチャー企業、なんですね。初めて知りました。そして今知りましたが知った時には既にIT業界の超大物企業VMWare社が買収していました。

ということで、Bitnamiさんのおかげで、本当に数分でWebサイトができそうな予感がしてまいりました。

ということで、更に下にスクロールしていくと、

一番小さいやつは、$3.50/月で、最初の1ヶ月は無料だそうです。私が超人気ブロガーなら大きいやつにしたほうが良いのかもしれませんが、今はそんなことはないのでこちらを選びます。


「インスタンスの識別」は、要するに名前をつけるということのようです。上記には、「WordPress-512MB-Tokyo-1」というシステムが自動的に設定した無味乾燥な名前がついていますので、私の方でここに「Morihiro_Wordpress_1」名前をつけて、「インスタンスの作成」をクリックします。

そうすると、お、なんかそれっぽいものができました。画面は「インスタンスの作成」ボタンを押してから数秒後のスクリーンショットですが、「保留中」の文字があります。まだつくっている途中なのでしょう。それでは、できあがりの結果は次回のお知らせということで、よろしくおねがいします。

AWSでWebサイトを作る

「今までやっていたことをAWSでやってみる」の次なるチャレンジとして、「AWSでWebサイトを作る」をやってみたいと思います。

こちらは私の趣味のWebサイトですが、要するにこれをAWSで作ってみよう、ということです。

Morihiro Music
https://www.morihiromusic.com

私が上記のサイトを作った時には、

1.レンタルサーバー(このときは「さくらインターネット」)を契約する

2.Wordpressのソフトをここから入手して、 https://ja.wordpress.org/download/
FTPでレンタルサーバーにファイルを送ってインストールする

3.Wordpressの設定をして、いろんなコンテンツ(歌詞とか音声ファイルとか)とアップロードして公開する

というような手順だったと記憶しています。

AWSも今までのITサービスの技術や歴史の上に気づかれているものですので、おそらく似たようなやり方があるんだろう、と想像しながら調べてみることにしたいと思います。まずは、「AWS Wordpress」でGoogle検索シてみると。。。

上記の3番目に出てきた見出しが目に止まりました。
「Amazon Lightsail – ほんの数分でWordPressのサイトを開設」
ほんの数分、ですか? 私が前に自分のサイトを作成した時には、ほんの数分、ではなかったような気がしますが、これはまた何かサプライズがあるのでしょうか。。。この見出しのサイトは、URLを見ますとAWS公式サイトのようですので、ここに行ってみます。

「月額わずか3.50 USDから、Wordpressサイトを数分で起動できます。」とのことです。ちなみに私が今まで使っている「さくらのレンタルサーバー」は、「ライトプラン」が129円、私はこちらに入っていますがいろいろ制約があってWebサイトつくるのにもいろいろ調べて苦労しました。「スタンダードプラン」は月額515円ですが、そうするとAWSのサービスも細かいところはおいておくとしてもまあまあ似たような感じ。。。と勝手に想定して、やってみることにします。

ではとにかく「LightSail」というのを使えばよいのね、ということで、AWSのサービスメニューから、「LightSail」を探します。

一番最初のところ、4月に試した「EC2」のすぐ次に「LightSail」というのがあるのがわかります。これですね。それでは、来週はこの「LightSail」でWordpressのWebサイトが本当にできるのか、試してみたいと思います。

課金に関する後日談

前回、AWS Workplaceをつくってみたけれど課金がこわくてすぐ消しました、という話をしましたが、消した翌日にAWSからメールが届きました。

ちゃんと請求額の連絡が来るんですね。ちゃんとしてますね。ということで、メールの「Billing & Cost Management Page」をクリックします。



えっ!ちょっと待ってくださいよ。なんで26ドルも請求されているんですか!?!?

内訳をレポートから読み取ってみると、やはり昨日作ってすぐ消したWorkSpacesに対する課金のようです。

なんでこんなことになっちゃったの、ということで、あらためて料金表を確認してみます。

https://aws.amazon.com/jp/workspaces/pricing/

確かに振り返ってみると、「Windowsバンドルオプションバリュー$9.75/時間+アプリケーションオプション月額$15+従量」だからそりゃそのくらいはとられますわな。でもアプリケーションバンドル$15ってまあ微妙に高いっちゃ高いかも。MicrosoftからOffice365Soloを買えば月額1274円ですよ。うーん。

もし一人でパソコンを使うだけのためであれば、そりゃ自分で買ったパソコンにすべてをインストールしたほうが得な気がします。AWS Workspacesを使ってもそこに接続するためのパソコンは結局必要なわけだし、自分のパソコンで作業すれば$9.75毎月払わなくていいわけだし、Microsoft Officeだって安いし。

しかし、もし自分が、例えば従業員が数十名の中小企業やNPO団体の管理部門の職員で、職員のパソコンの面倒を自分で全部見る役割だったらどうでしょうか? 新しい職員が就職するたびに、新しいパソコンを手配し、あるいは余っているパソコンをOSからOfficeから全部インストールし直し、職員が辞めたらそのデータを全部消して、パソコンの具合が悪いと言われたら全部面倒を見て。。。なんてことをやっていたら時間がいくらあっても足りないでしょう。もしAWS WorkSpacesを使えば、職員の皆さんには自分のパソコンを持ってこさせるか、パソコンを持っていない人にだけ支給をするかして、このブログで先月書いたのと同じ方法でひとりひとりにサクサクとアカウントを作ってあげればあとはおしまいです。そして誰かが退職したらそのアカウントを管理者として消してしまうだけです。情報漏洩とかの心配もだいぶ軽くなりそうです。そういう付帯業務を軽くするためだと思えば、毎月ひとり二十何ドルか課金されても全然安い気がしますね。

WorkSpaces(削除)

さて、先週WorkSpacesをつくってみましたが、「無料利用枠の対象」ではないものを選んでしまったので、お金がかかるといやなので、やっぱり消すことにしたいと思います。

管理者コンソールに入ります。WorkSpacesが起動しています。

試しに右クリックしてみます。「WorkSpacesの削除」というメニューがしっかり出てくるじゃありませんか。これをクリックします。

要するに、きれいさっぱりパソコンを廃棄するのと同じ感覚ですね。全部消えるそうです。それでは「WorkSpacesの削除」を実行します。

ステータスが「AVAILABLE」から「TERMINATING」に変わりました。何か注意書きが緑の枠の中に出ていますね。「ディレクトリ」というのも消しておいたほうが良いようです。左端のメニューの「ディレクトリ」をクリックします。そして、「登録解除」して、そのあと「削除」と。」

とりあえずきれいに削除されたようです。