さて本日をもちまして私は五十歳の誕生日を迎えました。「はじめてのAWS」として4ヶ月半いろいろAWSに触れてみる軌跡をご紹介してまいりましたが、これからは「趣味のAWS」へ更に邁進して参りたく存じます。
ということで、「はじめてのAWS」はこれにてお開きとさせて頂きます。ありがとうございました。
さて本日をもちまして私は五十歳の誕生日を迎えました。「はじめてのAWS」として4ヶ月半いろいろAWSに触れてみる軌跡をご紹介してまいりましたが、これからは「趣味のAWS」へ更に邁進して参りたく存じます。
ということで、「はじめてのAWS」はこれにてお開きとさせて頂きます。ありがとうございました。
さて、先週宿題でやりますと宣言した、「ここに並んでいるものの概要を大まかに把握する」に入ってまいります。
大まかに把握する前に、画面上で数を数えましたが、約140個あります。
あと、もうひとつ気を引くのが、画面右上にある「オハイオ」の文字。オハイオ、ってアメリカのオハイオ州のこと? ものはためしと「オハイオ」をクリックしてみます。
なにか世界のいろいろな場所がズラっと出てきました。
これは一体なんだろう、ということでこの1週間いろいろ調べておりましたが、簡単にいうとこういうことです。
ここに140個ならんでいるのは、AWSが提供するいろいろなITのサービスメニュー。昔からそうですが、ITシステムをつくるには、いろいろな機能を持ついろいろなIT製品を組み合わせる必要があります。計算をするコンピューター、情報を保管しておくストレージ、情報を整理し集計や検索を簡単にできるようにするためのデータベース、他にもさまざまな機能をもつ製品が、この数十年のITの進化の歴史の中で発明されてきました。
しかし、1970年台か2000年代くらいまでは、このようなさまざまなIT製品を組み合わせたITシステムを企業がつくるためには、さまざまなIT製品メーカーが販売している製品を買って、それを置くための専用の部屋を自社のオフィス内もしくはどこかに借りてつくって(鍵管理や、空調管理、電源などの設備が整った)、という形でつくっていたものでした。ところが、そうするとまとまったお金が必要になりますし、時間もかかります。仮定の話ですが、私がもし今から20年くらい前に一念発起してベンチャー企業を立ち上げて、ネット通販会社をつくる!と決心したとしましょう。IT製品を買ったり置き場所を借りたり、相当な初期投資が必要だったと思います。
AWSは、それと同じことを「クラウド」という技術を使ってより気軽にできるようにしてくれるサービスです。ここに140個並んでいるのは、ひとつひとつがITシステムに必要な機能で、この中から必要な物を選んで組み合わせる、ということが、この画面からできるようになっています。そして先程「オハイオ」という文字が出てきましたが、ここの画面から必要なものを選んで、組み合わせて設定して注文すると、AWS社のオハイオのセンターに一瞬で注文したものが出来上がる、という仕組みになっています。「オハイオにあるものを日本の私達がどうやって使うのか?」という疑問をお持ちになるかもしれませんが、ITシステムにはネットワークという技術があり、遠くにあるものを使うことが簡単にできるので問題ありません。
説明だけだと抽象的になってしまいますので、来週は実際にここに何かを作ってみたいと思います。先週の宿題で、 「自分が今までにパソコンでやったことのあることを、AWSでやってみるのネタを考えておく」と宣言しましたが、 まず最初のチャレンジとして「自分のうちにあるパソコンと同じもの/似たようなものを、AWSのオハイオに作ってみて、それを実際に使えるかどうかを試してみる」というのをやってみたいと思いますので、来週をお楽しみに!
体当たりの第一歩として、まず申し込みです。
「aws 申し込み」でGoogle検索しました。「1年間無料枠つき」と書いてあります。大企業が使っているサービスですし、このブログのチャレンジは自腹ですので、1日目から挫折の可能性も頭をよぎっていましたが、ここは「無料」の言葉に励ましを受けて、申込みに進みます。
AWSの申し込みページが出てきました。1年間無料で使える枠があるようです。「まずは無料で始める」に進みます。
住所やクレジットカード情報等の登録がひとしきりありました。会社でなく個人の資格でも全然問題なく利用可能のようです。「サポートプランの選択」という画面が出てきます。月29ドルでメールでの質問サポートが受けられるようですが、今はまず体当たりなので「無料」のベーシックプランを選びます。
登録が一通り終わると、この画面が!
ここにずらっとならんでいるのが、AWSが提供しているさまざまな種類のサービスで、この画面からいろいろ選んで使っていく、ということのようです。ここで軽く心が挫けそうですが、例えるならば、AWSという会社は、例えば私が趣味のパソコでいろいろなことをやるときには、パソコンショップからいろいろなものを買ってきて、それをつないで組み合わせて使う、というのをここで提供しているということでしょう。従いまして、来週の更新までに以下にチャレンジしたいと思います。
1.ここにズラッと並んでいるものの概要をおおまかに把握する。まずはこれを読んでみます。
https://d1.awsstatic.com/International/ja_JP/Whitepapers/aws-overview.pdf
2.自分が今までにパソコンでやったことのあることを、AWSでやってみる。そのネタを考えておく。
それではまた、来週お会いしましょう!
皆さんこんにちは、Morihiroと申します。
私はある企業で10年以上に渡りずっと契約、財務経理、経営企画等、管理部門関係の仕事をして参りましたが、今年の4月から、AWS(Amazon Web Services)に関する事業をする現場の部門に異動になりました。世界最大級のネット通販企業でであるAmazon社の、もう一つの柱の事業であるITクラウドコンピューティングサービス事業がAWS事業である、とのことですが、事業の現場に来て技術者の人たちと一緒に仕事をすることになってしまった以上、新聞や雑誌に書かれていることだけではなく、現場現物に少しでも触れることにチャレンジしてみたいと思い立ちました。
そこでまず、このブログでは、 趣味でパソコンは好きですが、 企業の情報システムに関わる業務経験は全くない、でも関わりを持たないといけなくなった、という私が、果たしてAWSに実際に触れてみるとどんなことになるのか、何が見えてくるのか、を綴ってまいりたいと思います。毎週週末更新を目指しますのでお付き合いのほどよろしくお願い致します。
コメント、質問大歓迎でございますが、世界に公開されておりますので実名はなしにてお願い致します。